フレデリック
寒い冬に備えて、のねずみたちは食べものを集めます。
しかし、フレデリックだけは、じっとしています。
「どうして働かないの?」と聞くと、「暗い冬のためにおひさまの光をあつめているんだ」と答えます。
やがて冬が来て、食べものがなくなった頃。
フレデリックはみんなに、おひさまの光や色んないろ、そして素敵なお話をして、みんなの心を温めたのです。
サブタイトルに、『ちょっとかわった のねずみのはなし』とあります。
『かわってる』という言葉はマイナスのイメージがありますが、お話を読むと、みんなと同じでなくていいんだよ、と優しく言ってくれているように思います。
日本人は『みんなと同じ』が『普通』とか『一般的』とされますが、こういった違う視点で考えられる人が実は大事なんじゃないかな?と思わされます。
このフレデリック、とっても可愛くて人気があり、グッズもたくさん販売されていますよ♪